2017年 09月 12日
練習のときに怪我をしてしまったそうですが それでも元気に走っていてカッコよかったです。 さて。 全日本モトクロスの名阪ということは ちょうど 転職して今の会社に勤め始めて1年たつ ということになります。 去年の名阪の翌日から勤め始めたので。 39歳(40歳の年)で転職ということで 世間的にはチト遅めのタイミングの転職だそうですが さて、どうなんでしょう? また、いわゆる「大企業」から いわゆる「中小企業」への転職だったわけですが さて、どうなんでしょう? タイミング まさにちょうど良かったと思っています。 あと2年早くても、2年遅くても 今ほどの充実感は得られなかったと思います。 これは自身の年齢によるものではなく スキルと子供の年齢によるものです。 前職の最後に担当した某ミニバンのマイナーチェンジの仕事において いろいろ切羽詰まっていたせいもあり 3D CADを自身で多用するハメになり おかげでかなり凝った造形も作図できるようになりました。 これが、現職でかなり有効活用されています。 もちろん、他のデザインスキルや設計知識も フル活用ですが、3D CADを覚えておいたことは 大きな助けになりました。 もうひとつは、子供の年齢。 現在、デザイン、設計を担当している子供用の電動バイク。 ちょうど自分の子供が対象年齢ドンピシャなので リアリティを持って開発することができるし テストもできます。 なにより、モチベーションが違います。 もし転職のタイミングがもう2~3年遅かったら こういう商品を企画してたかどうかもアヤシイです。 と、いうことで 2016年の秋に転職したことは 自身のタイミングとしては ベストタイミングだったと思います。 あんまし年齢なんか関係ないんじゃないすかね。 逆に、あまり若いうちだと 経験もスキルも足りなくて、他所に行っても 何もできなかったかもしれません。 また、これまた超個人的な事情ですが 約3年前の怪我以来 身体的な不具合のおかげで 自分自身が「しっかり遊ぶ」の部分は ほとんど諦めた、というところも大きいです。 大きな会社で安穏と暮らしながら 安定した収入とまとまった休みを利用して 何年かに一度、自身のチャレンジをやって人生の充実感を得る というスタイルが崩れてしまったわけです。 そうなってくると 休日より平日の過ごし方に重点を置かざるをえません。 「大企業」と「中小企業」 これはもう、イメージどおりで… 大企業での仕事の進み方が 信号だらけの渋滞した幹線国道を行くがごとく 忙しいわりになかなか進まなくてイライラするけど しかし確実に(ある程度安全に)前進し目的地に近づいて行くし もし故障しても路肩に寄せて応援を待つこともできます。 というスタイルなのに対し 中小企業でのそれは さながらダートを自分のペースですっ飛ばすような感じです。 気持ちよく物事が進むのは良いのですが その方向が正しいのか? もしかしたら、反対方向に進んでいるんじゃないか? たまにオーバースピードだったり 崖落ち寸前でヒヤヒヤしたり 転んでも助けは来ないな…と。 どちらが楽しいかは明快ですが どちらが家庭人として正解なのかは たった1年では見極めは難しいところです。 仕事内容は 前職もなかなか多岐に渡っていたと思いますが 現在はさらに「何でも屋さん」が要求され 製品の企画、デザイン、設計はもちろん Webページ作りについて考えたり 広報的なことを考えたり 原価、販売価格、金型代、生産数について考えたりと まるで、学生のときに想像していた 「プロダクトデザイナー」みたいです。笑 覚えるべきことも学ぶべきことも たくさんあって、なかなか手強いですが 生来、移り気で器用貧乏の体質なので むしろこういうスタイルの方が向いているのかもしれません。 また、いままでまったく接点がなかった 中国という国で仕事ができることもいい刺激になります。 前職では、TOEICのスコアが低すぎるせいと 自分が望まなかったせいもありますが 海外に行くなんてことは皆無で、結局14年の間 一度も仕事でパスポートを使うことはありませんでした。 職場環境 毎日、最新のCRF450やYZ450Fを眺めることができて 朝から晩までバイクや自転車のことばかり考えている人たちに囲まれているのは ココロの健康のためにすこぶる良いです。 自転車の練習ができるスペースもあって さらにシャワーまであるので、昼休みも こころおきなく汗だくになれます。 カラダの健康のためにすこぶる良いです。 10時始業19時終業とやや遅めの就業時間ながら 「基本的に残業が無い」のが大きな魅力です。 保育園の送り迎えができたり 家事や庭仕事がはかどります。 毎日、家族でご飯を食べて子供たちとお風呂に入ることができる 当たり前といえば当たり前の日常に おおきなシアワセを感じます。 以前は、「かなり残業の少なめな社員」であったにもかかわらず 平日母子家庭状態でしたから。(まあ、会社が遠かったってのもある) また、そういった環境だから 社員も総じて穏やかな人ばかりで 機嫌の悪い人や、怒ってばかりの人もほとんどいなくて (あるいはそういう感情を表に出さないようにしているのか) 良い社風だなあ、と思います。 年収と休日 あまりナマナマしい記載は避けますが お金と休みは減りました。 まず、年収は以前に比べて約8割くらいでしょうか。 残業時間ゼロでそういう割合ですから 実収入が減ったとはいえ、正直なところ「悪くない」感じです。 で。トヨタ系は祝日は無いかわりに冬休み夏休みが大型でした。 有給も多く、5連休(土日あわせて9連休)も推奨されていました。 今の職場は祝日はありますが、大型連休はそこまで大型ではありません。 また、隔週くらいで土曜日は出勤です。 実際の勤務日数が増えているので 上記年収の「悪くない」感については、ここで下方修正しておかなくてはいけません。 そして、自身の年収の減少のかわりに家事育児分担が公平化され ハニマルが再び正社員として働くことが可能になったので 世帯収入としては増加したので 裕福とは言いがたいですが、生活は立ち行きそうです。 と、いまのところ 不満らしい不満もなく、楽しく毎日を過ごせています。 「仕事が楽しい」っていうのはこういうことか と、初めて理解しました。 前の職場でも、ものすごく前向きに仕事に取り組んでいる人がいたけれど なぜその人がそんな風なのか、さっぱり理解できず 「この社畜野郎が」 くらいに思っていましたが、ごめんなさい。 今ならわかります。 来年の今頃も 同じように充足した気分でいられるように これからまたアクセル開けていけたらな、と、思います。
by tachigoke400
| 2017-09-12 13:59
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