ああ、たちごけ人生:TBI 2010
2010-05-13T07:25:25+09:00
tachigoke400
バイク、自転車、猫、子育て
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TBI雑感 ハニマル
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2010-05-13T07:23:00+09:00
2010-05-13T07:25:25+09:00
2010-05-13T07:23:06+09:00
tachigoke400
TBI 2010
今年のTBIが良かった要因として
「ハニマルが頑張った」
という部分もありました。
TBIの生活というのは
コマ地図を見ながら
夜遅くまで走って
テントを張って
ご飯食べて、ビール飲んで
マシンの手入れをしてから寝て
4:30に起きて
テントをたたんで、荷造りをして
6:30に50ccクラスからスタート(これでも例年より余裕あり)
30分どして、ハニマルもスタート
1日350km~500kmの道中
100km前後のダート
2本のSS
温泉に入るヒマなし(達人なら、入れるそうですが)
夜遅くまで走って
テントを張って
ご飯食べて、ビール飲んで
マシンの手入れをしてから寝て
4:30に起きて
‥‥‥
普段、かなり、マッタリした生活のハニマルが
いきなり、こんな生活に放り込まれると
最初はもう
どうしていいんだか
て
オロオロして
疲労と寝不足で
顔はポンポンに貼れて
ああ、しまった
やっぱり、TBIは無理だったかも
かわいそうなことしたなあ‥
と、後悔しました。
ルートの大半が一般道なんだから
別に辛くもなんともないだろう
と、思われがちですが
四国の延々つづく狭いワインディングで
常に対向車を意識しながら1日中走り続けるのは
相当、神経を使います。
疲れたハニマルが
対向車とぶつかっていないだろうか
崖落ちとかしていないか
コマ図を読み違えて、おかしなところへ行っていないか
気が気ではありません。
でも、たいがい、そうやって心配していると
CRM50のバックミラーに
トリッカーと赤いヘルメットが映って
ハニマルがやってきて
ボクを追い抜いていきざま
グっと親指を立てて合図していきます。
「うーん、カッコいいライダーになったなあ」
と、たのもしく感じました。
あわただしい
キャンプ地での生活も
数日で慣れてきたと見えて
テントの撤収も荷造りも
食事も歯磨きも
わりとサッサと済ましてスタートを待つ
というふうにできるようになりました。
林道を走るのも
慣れてきたようで
スーパー林道では
追い抜かれて、そのまま追いつけず
どんどん引き離されたり。
寒い夜
疲労と暗闇にめげそうになりながら
ルートを走っている時
この、同じルート上のどこか、もうすこし先に
同じように
凍えながら走っているハニマルがいるんだ
と、思うと、なんだか暖かい気持ちになります。
普段、生活していると
この結婚は間違ってたんじゃないか
と思うことも多々ありますが
ラリー中
四国の山岳路を行く
ハニマルのオレンジのリュックと
トリッカーを眺めていると
ボクとハニマルは、いい夫婦なのかもしれない
ふと、そう思えてきたりしました。
ラリーという生活は、不思議なものです。
とあるSSで
ジブさんが撮影してくれた
先行するハニマルを
抜きさらんとするボク
いーいタイミングです。
さすが、プロカメラマン!
実際
SSのタイムは
結構ハニマルとボクは近くて
時にはハニマルが勝ったステージもありました。
たのもしくなったなあ。
そんなハニマルは
なぜか
いつも後ろにサンダルを巻きつけて
ラリーを走行。
朝の荷造りのとき、サンダルで作業して
毎回、最後に詰め忘れるから
ついにサンダルの定位置はトリッカーのキャリアの上に‥‥
その余裕がムカツク
との、スガワラさんの指摘により
最終日、3本のSSに挑むにあたり
サンダルを外して走ったら、SSの中で
工具入れが緩んで転落
タイヤに擦れて破れて
中身が全部飛んでいったそうな‥
いろいろとハニマルの面倒をみてくれた
同じ愛知のオカダさん。
ありがとうございました。
この、オカダさんは
リエゾンで盛大にガケ落ちして
救出シーンを写真に収められちゃったりした人気者です。
僕らと同様、CPのペナルティを受けたため
総合順位はそれなりですが
個々のSSは、かなり速いです。
子ゴリラみやぎクンのブログの愛読者なんだそーです。
まあ、いろいろなヒトにお世話になりながら
ハニマルの初のTBIが終わって
帰りのクルマの中では
楽しかった話ばかりできて
だから余計に、今回のラリーの印象がいいのかもしれません。
ハニマルに感謝、です。
帰路といえば、2006年の時は
軽トラからDRZを落としちゃいましたから‥
苦い終わり方でした‥]]>
TBI雑感 CRM50
http://tachigoke3.exblog.jp/12611652/
2010-05-09T12:42:00+09:00
2010-05-09T18:30:46+09:00
2010-05-09T12:42:23+09:00
tachigoke400
TBI 2010
既述のとおり、ホンダCRM50。
塾長さまが、今回、特別に貸してくださいました。
2ストローク50ccのパワフル(相対的に)なエンジンと
本格的な(相対的に)足回り
軽量な車体
そういった要素が上手にバランスされ
まさに
「最強の原付オフローダー」
の名を欲しいままにし
事実
他にも何車種かの50ccオフローダーが存在する(した)にもかかわらず
過去、TBIのアドベンチャークラス(50ccクラス)を常に制してきたマシンです。
そんなCRM50と過ごした
四国での1週間はどうだったかというと
「最高にハッピーでした」
というのが、偽らざる感想です。
2000年にCRM250ARで初参加し
2006年にDRZ400Sで再び参加し
今回、3度目の参加でしたが、今回が一番、楽しかったです。
そんな
CRM50の旅を振り返ってみました。
1:ライバルとの熱いバトル
今回、アドベンチャークラスには、3台のエントリーという
比較的、寂しい台数でした。
#2 カワブチさん(XL50)
#4 クワシマさん(CRM50)
#3 ボク(CRM50)
と、いったメンバーで
例年は、250や450の戦いに飽きた
入賞常連の強豪たちがひしめくカテゴリなのですが
今年に限って、なぜか、平和なメンバー構成でした。
これが良かったようで
わりと、SSのタイム差の少ないまま
ラリーが進んでいったので
レベルは低いなりに、毎日僅差の壮絶なバトルを楽しむことができました。
小さな50ccマシン同士だということの連帯感も生まれ
パンクした後、チューブを分けていただいたり
逆に、取れたマップステーを仮付けしてあげたり。
特に
このクワシマさんとは
マシンも同じ
ジャケットの色とメーカーも同じ
TBIに初めて出た年も同じ(たぶん)
モンゴルに出た年も似たようなもので(05と06)
たぶん、年齢と体重も似たようなもので
かなりイコールコンディション。
実際、腕前も結構近くて
朝のSSはボクが僅差で勝ち
夜のSSは彼女が勝ち
荒れた路面はボクが勝ち
フラットでハイスピードは彼女が勝つ
ボクがチェックポイントに遅着してペナルティをもらった日は
彼女も同様にペナルティをもらっていた
といったふうで
6日目の朝の段階では
3秒差でボクが負けていました。
‥‥
5日間競技をして、SSが9本(足すと80km~90kmくらいでしょうか)
それで3秒差は
かなりの接戦といえます。
最終日の3本のSSが、全部昼間のステージだったおかげで
なんとか逆転できましたが
ナイトステージがあったら、多分、勝てなかったと思います。
今回のボクのTBIを、刺激的なものにしてくれた
最大の要因は、間違いなく、クワシマさんでした
彼女の、ラリーに対する真摯な取り組みと丁寧なライディングに
多くのことを学びました。
本当に、感謝です。
2:燃費
原付とはいえ、エンジンがピンピン回るせいもあり
状況が許せば70km/h巡航も可能な
原付離れな走行性能のCRM50。
代償として、燃費も原付離れで
だいたい、20km/L~25km/Lくらいだったようです。
増設タンクで容量を増して、約9Lのガソリンをもって
レギュレーションで決められた
「200kmを無給油で走行できること」
は、ミスコースのリスクなどを考えると
結構、ヒヤヒヤものでした。
2ストオイルの消費も激しく
2日で1L弱使った計算になります。
そんなに使うと思ってなかったので、途中で買い足しました。
また
オーストラリア製の、このバムタンク
なぜか、キャップが左側に付いているので
満タン給油した後
普通にスタンドを使って停車していると
通気穴からガソリンが漏れ出してしまいます。
やむなく
特別仕立てで
スチール製のスタンド補助器具を携行し
ガソリンの流出を防ぎました。
ラリー中、ずっとお世話になった
この補助器具
ラリー後は記念にガレージに飾ろうと思い
大切にしていたのですが
帰宅してみると、ありません。
まさか、ハニマル、捨てた?
3:タイヤ
前17インチ、後ろ14インチで
公道を走る、という条件では
タイヤのチョイスは、かなり限られています。
MAXXISで、いいタイヤがあるようですが
入手できなかったので
今回は、ダンロップのK860という
トレールタイヤを選択しました。
50ccの非力なマシンで
軽量だということもあり
トレールタイヤなら、無交換でいいだろう
と、あなどっていたのですが
さすが、TBI
5日目の写真ですが
かなり減ってしまっています。
3日目を終えた時点で、新品タイヤに履き替えたクワシマさんとは
このあと、随分と差をつけられました。
けっこう、減るもんなんですね。
参考までに
ハニマルトリッカーのツーリストは
同じ5日目の写真で、こんな感じ。
減ってはいますが
減っても相対的にグリップが変化しにくいタイヤのため
最後まで安心してラリーを過ごせたようです。
今回のハニマルのタイヤチョイスとしては、正解だったといえます。
4:頑丈
さすが、世界のホンダというべきか
とにかく、頑丈でした。
オッジーさんや塾長、VV林さんのような荘漢が
総合順位を視野に入れて全開で攻め立てるような場合は知りませんが
ボクレベルのライダーが「回して」走るぶんには
ビクともしないマシンです。
4日目、TBI最長499kmのステージで
残り、百数十kmの行程
夜のSS開設時間終了まで、あと数時間
といった状況で
夕闇石鎚スカイラインに入り
休憩も何もせず、ひたすらアクセルを開け続け
なんとか、夜のSSに数分差で間に合ったとき
このエンジンのタフさに舌をまいたものです。
翌朝から、エンジンはすっかり絶好調になりました。
5:小さい
男子としては、かなり小柄で
足の短いボクですが
それでもさすがに
CRM50のポジションは窮屈でした。
ハンドルは少しだけ高くして
ステップもワイドステップにしたものの
スタンディングで乗るには、あまりに小さいので
基本的には、ずーっとシッティング。
膝とお尻が痛いこと痛いこと。
ノグチシートをお願いしていけば良かったと
期間中何度も思いました。
まあ、そんなこんなで
まさに、このCRM50
このラリーのために生まれてきたようなバイクです。
速くも快適でもありませんが
まさに、グランドツアラーだと言えます。
でも
次にTBIに出るのなら
CRM50だと、強すぎるので
もっと、「はかない」
4スト50で出たいと思います。
どんなマシンがいですかね。
かわりに、このCRM50で
モンゴルの大地を行きたいなあ
という思いが強くなっています。
塾長いわく
ラリーモンゴリアへの原付旅は、いわば
「8000m峰、冬季、無酸素、単独」
だそうで
それは、まあ、言い過ぎですが
やはり、それなりにチャレンジングな行為になると思います。
カブやミニよりは、かなり現実的なセンですが……
ああでも、エコチャレンジじゃないしなあ…
厳しいかなあ……
いや、でも、このマシンなら……
何年後になるか分かりませんが
いいマシンに仕立てて
あの無辺の大地を50ccで駆ける日が楽しみです。
あ、もちろん
塾長が来年アドベンチャークラスで使った後で結構ですんで。]]>
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