2015年 01月 15日

峠最速のトミカ

※いつもより、さらに、くだらない内容です。しかも長いです※



このごろ、2歳半の息子は
毎日、お隣のイトーさんの家に遊びにいきます。

隣の子たち全員がウチに遊びに来ていても
ウチの息子だけ、ひとりでお隣で遊んでいたりします。

なぜか。


お隣の奥さんが好きなのでしょうか。
いや、そういうわけでもなさそうです。
奥さんが外にいても
ひとりで黙々と遊んでいます。


そう。

それは、お隣にプラレールとトミカがあるから…




外で皆で遊んでいても
気がつくと、スーっと消えて
知らない間にお隣の居間に吸い込まれていき
しかも、玄関の鍵まで閉めてしまう
我が息子…

これはいけません。
さすがに問題です。


しゃーない。
たまたま商品券と割引券が手に入ったので
トイザらスへ出かけ、トミカをガバっと買ってみました。

プラレールも良いのですが
息子を鉄道オタクに育てたくないので
選択肢から外しました。


レジのおねーさんに

「トミカデビューですか。いいですね」


と、微笑まれました。
そんな用語があるのか!!!育児業界には!!!

ちょっとびっくりです。




で、買ったのは、これ。
不人気なのか、クリスマス、お年玉商戦に余ったと見えて
山積みで値引き売りしていた
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トミカ峠の山道ドライブ

そう。
人気のトミカビルだのタワーパーキングだの
警察署だのとは
根本的に遊びかたが違います。

音声も出ないし、光もしません。

ただただ、ガーガーうるさいモーター駆動のコンベアを使って
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トミカがひたすら峠のワインディングのダウンヒルを繰り返します。
中盤のS字の連続はなかなか迫力があって
背の高いクルマは横転してしまったりします。



息子は、すっかり夢中になり

もう完全にトミカ廃人です。

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しかし。

眺めているうちに
オトナも、だんだんと夢中になってきました。

どれも同じだろう、と思っていたトミカに
速い遅いがかなり顕著にあらわれるのです。

じつに興味深い。


働くクルマ対決とか
スポーツカー対決とか
日英パトカー対決とか
やりはじめると、どんどんハマってゆきます。



きっと、同じように
この峠にハマったオトナもいるだろう
と、ネットで検索してみると
やはり、けっこう、いらっしゃいますね。


デミオが速いとか
石窯焼きのパン屋の軽トラが速いとか
焼き芋屋のトラックが速いとか
たいてい、意外なクルマが速いようです。



ウチでも
みたところ、郵便配達のキャリイがかなり勢いがありますが
安定感に欠けるので、ときどき横転します。



こうなってくると


はたして、トミカ峠最速は
いったい、どのクルマなのか



気になってしかたありません。

しかし、いざ、真剣に対決を開始しても
すぐに子供の邪魔が入ってしまい
なかなか集中できません。




と、いうわけで
お父さんは夜中の3時に起きて
峠をガレージに移設。
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ふふふ。

ここなら、モーター音で息子が起きることもあるまい。

じっくりと勝負を楽しむことができます。



タイヤにホコリが付かないように
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厳重にパルクフェルメ(車両保管)します。





さて。
ボチボチはじめるか。

対決方法はダウンヒル一本勝負。

スタートはコンベア頂上部に
テール トゥ ノーズで配置し
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電動モータにより自動的にコースイン。
人力によらない公正なスタートとします。


ゴールは料金所手前
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1の数字の刻印のある道路の継ぎ目のラインとします。

先行車は後続車を引き離してゴールした場合
勝利とします。
ほとんど差をつけずにゴールした場合
先行と後続を入れ替えて
再度勝負することとします。




では。てはじめに。
紅白働くクルマ対決。
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↑スタート

↓ゴール
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やはり、救急車じゃ勝てないようです。


続いて、消防車と対決させたのですが
ここで事故発生。
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どうやら、背の高いクルマは危険なようです。


主催者の判断により
以下のような、峠に向いてないであろう車両は
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出走を取りやめる決定がなされました。




で、あらためまして
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ホンダのN-ONEと
タクシー クラウンコンフォートの対決

おお!
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後続のタクシーがビタ付けで
N-ONEを煽ります。

先行を入れ替えて、再度勝負してみますと
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ごらんください。
タクシーの圧勝です。


続いて、タクシーに挑むのは
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パトカー。
クラウン対決ですね。

結果は
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タクシー強し!



ここで、いったん
コースの保守作業に入ります。
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これで、スムーズなドライブが楽しめます。



さて、暴走タクシーを止めるべく
次の刺客は、またもやパトカー
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英国ポリス仕様の三菱ランサーエボリューション10!

これは、期待していたのですが
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鉄橋を越えたあたりで、先行のタクシーは早くもゴール。

リュックベッソンの映画を地で行くような快速タクシーです。


その後、次々と
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JAFトライトン、光岡オロチ、ランボルギーニ レベントンなどが
タクシーに挑みますが
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まったく勝負になりません。


ようやく
このアルファロメオ ジュリエッタが
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先行するタクシーに肉薄。
先行を交代し
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脅威の走りでタクシーを引き離し
圧勝。

じつは、このアルファは、トミカではなく
フランスのマジョレットというミニカーで
食玩としてイオンに売っていたものです。

黒船襲来?!
このままトミカは負けてしまうのか?!


心配無用。

次の対戦相手のFJクルーザーに
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あっさりと敗退することになります。

その後、FJの無双は続き
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いちおう、いままでの車両の戦わせてみましたが
やはり、勝てません。


しかたない。
少々反則気味ですが
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ルノーのF1マシンをぶつけてみることにしました。
そう。地上を走る戦闘機。
最強のコンペマシンは、峠でどのようなパフォーマンスを見せるのか?!



………
あかん……
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低すぎる車高と
フロントスポイラーが引っかかって
遅い…遅すぎる…

N-ONEと大差ないタイムで
命からがら峠を下りきりました。



無双を誇ったFJを仕留めたのは
意外や意外
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装甲車でした。



峠最速の座は
装甲車に決定でいい?!



ダメに決まっています。

ここで、真打ち登場。
峠のダウンヒルといえば
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そう。
藤原とうふ店!


…て
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全然あかんやん!
(参考までに、藤原とうふ店は、ジュリエッタと同等でした)



えーい!
こうなったら
やはりマジョレットからのの刺客
WRCワークスマシンを投入だ!
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どうだ!
速そうだろ!

覚悟しろ、装甲車!



…て
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全然アカンやん!







しかし、ここで
峠最強の座を装甲車から
スポーツカーに取り戻すべく
駆け抜けた赤い稲妻!


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↑猛然と装甲車に食らいつき

↓先行を変わるや、電光石火の走りで引き離す!
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フェアレディZ ロードスター

やったぜ日産!


なんでか知りませんが、こいつが
群を抜いてバカ速です。




と、いうわけで
ウチのラインナップでは
トミカ峠最速は
フェアレディZ
次に装甲車
3位は、FJクルーザー
という結果でした。



と、そこで終わってしまえば
まさに子供の遊び。



ボクは一応オトナですから
ちょっと分析して、峠で速いトミカについて
考察をすべきでしょう。




話題にあがった車種を並べてみると
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なるほど、車高が低い方が有利そうです。
これは平面運動体として当然といえば当然です。
しかし
低いはずの藤原とうふ店がふるわなかったのは
なぜか。

それは
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幅にあります。

実車と違い、壁にこすりながらコーナリングするので
幅が狭いと、S字で左右に大きく振られて、失速してしまうようです。


また、タイヤ幅も
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太いものはロスにつながるので
ランボルギーニやランサーエボリューションなどが
不利であったことがうかがえます。


そして、重量。
最軽量のF1は
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25グラム程度しかありませんが

序盤を沸かせたタクシーは
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倍以上の60グラム程度もあります。

藤原とうふ店は30グラム
シトロエンのWRCマシンは35グラム
アルファロメオのジュリエッタは40グラム
装甲車は50グラム

最速のフェアレディZは
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やはり50グラムほどと、なかなかの重量です。

どうやら、重いほうが初速がついて
いいようです。



さらに、裏側から眺めていて
ふと
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ホイールベースも各車けっこう違うと気付きました。

どれどれ。
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フェアレディZとジュリエッタはだいたい同じくらいで
ラインナップの中では、長いほうです。

同じマジョレットのジュリエッタとシトロエンを比べると
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ジュリエッタのほうが断然長いです。

ちなみにホイールベース最長は装甲車でした。
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どうやら、ホイールベースが長いクルマが有利なようです。

これまた、幅のときと同じで
S字でなるだけ直線的な姿勢を保てるためと考えられます。




と、これらの考察をまとめると

トミカ峠で速いクルマの条件として

①低い
②広い
③細いタイヤ
④重い
⑤ロングホイールベース


これらの条件が挙げられると考えます。

これから、オモチャ屋さんでは
そういう目でトミカを見ようと思います。


峠最速のトミカ探しは
まだ、始まったばかりです。







はあ。つかれた。

朝3時から始めて
もう、7時すぎ……

4時間もこんなことやってたのか………

by tachigoke400 | 2015-01-15 07:09 | その他


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