2014年 06月 07日
ハニマルのMTBは もともとはダートジャンプ用のカテゴリーのもので シンプルだったのですが なぜか、王滝の耐久レースなどに出たりしているうちに 気がついたら、ゴテゴテといろいろ付いてしまいました。 もともと、この自転車は フロント1速、リア9速の 一夫多妻制変速システムでした。 現在のMTBの変速のトレンドは 1枚の夫フロントギアに対して リアにAカップ美少女からIカップ熟女までを ズラっと並べた、一夫多妻だそうです。 しかし ハニマルがクロカンで使ううちに フロントにも 厳格な夫と、チャラいヒモ男みたいなギアが2枚増えて 多夫多妻制に移行していきました。 多夫多妻制の良いところは 様々な場面や環境の変化に 柔軟に対応して生き残る事ができるという点です。 反面、大家族ゆえに どうしても大所帯になってしまい 軽快さをスポイルし また家庭不和のリスクを常に負うことになります。 現在、ハニマルは妊婦だから自転車には乗れません。 また、産後に落ち着いてから乗るようになるにしても 今度は軽量なクロカン用の自転車を買うと言っています。 ということは、このGTのラッカスSXは もう、純粋に遊べる自転車に仕立て直しても 誰も文句は言わないということです。 現在、この自転車が担当している遊びは パンプトラックと、それから ヤブさんが始めたトライアルに付き合うような 真似事トライアルになるかと思いますから 前後の変速機構は不要です。 そう。 清く正しい、一夫一婦制の導入。 近代国家への幕開けです。 自転車いじりというのは こじらせると湯水のようにお金が飛んで行ってしまうので 注意が必要ですが 今回の場合、不要な部品を取り外していくだけなので 基本的には、財布に優しいアレンジです。 …そのハズでした。 取り外したギアのかわりに挟むスペーサーと チェーン張り調整のためのテンショナーだけを用意して さあ、やりますか。 自転車をひっくりかえして チェーンを切って 後輪を外して カセットスプロケットを外します。 手持ちの工具では、外す事ができなくて 専用工具が必要らしいので買ってきました。 ネットで見ると、固着して取れない なんていう話も聞きますが あっさり外れました。 自転車は門外漢なので詳しくないのですが どうやら、外側2枚の子だけバラせて 内側7枚は、セットのようです。 ついでなので、リアのブレーキディスクだけ 径の大きなものに交換して 制動力を増してみることにしました。 これは、ヤブさんのトライアル自転車のい リアの油圧リムブレーキの脅威的な効きに 少しでも対抗しようという、涙ぐましい行為です。 もちろん、そのまま取り付くハズはないので キャリパーをオフセットさせるべく スペーサーを買いました。 よしよし。 ついた、ついた。 フロントスプロケットもバラしにかかります。 大きいスプロケは取れたけど 中くらいのスプロケは 知恵の輪のように頑張ったけど どうしてもクランクを外さないと 取れないみたいです。 クランクを外す為に これまた専用工具が必要で 買いに行ってきました。 よしよし。 取れましたぞ。 後ろのギアは バラすことのできた小さいギア2枚のうちから選ぶしかなく 下から2番目に小さいBカップのスレンダー美人(12T)を本妻を定め スペーサーをかませて 無事、入籍。 リアに微乳12Tを入れたので、フロントも3人の夫のなかで 一番チャラい22Tを選択しました。 BMXとか、最初からシングルギアの自転車は ホイールを前後にアジャストして チェーンのテンションを調整するのですが 一般的にマウンテンバイクでは 変速機がその役割を担うので 今回は、それに相当する仲人役が必要です。 それが冒頭のテンショナー”グランジおじさん”。 けっこう派手なオレンジがアクセントの ファンキーなおじさんです。 おじさんは、前後にも左右にも かなりフレキシブルで 「どんなカップルだって取り持っちゃうよ!」 と、自信満々です。 仲人役のテンショナーおじさんを挟んで とりあえず、できた。 堂々たる一夫一婦の姿です。 ふふふ。 だいぶスッキリしましたぞ。 取り外した変速機たち ま、必要になったら また付けたらいいですしね。 家の前で試乗。 当たり前だけど ガチャガチャ言いません。 一夫一婦は静かです。 飛んでも(ほとんど飛べないけど)着地も静かです。 ただ、BMX的には こんなもんらしいギア比ですけど トライアルごっこをするには、ちと 微乳12Tが小さすぎて、チャラ夫22Tの負担が大きい。 やっぱり もう少し夫婦対等的なギア比のほうがいいのかなあ… それと やっぱり、変速用を前提にしているのが この微乳ちゃんは移り気で あるところで力をかけると カチャッとズレて外れようとします。 せっかく整えた一夫一婦ですが この嫁は、どうやら家風に合わぬようなので しかたなく 一夫一婦にふさわしいと思われる嫁候補を 3枚セットで購入し その中から、容姿、生活力のバランスを考えて 17Tをあたらしい伴侶として迎え入れることにしました。 ついでに、せっかくの一夫一婦なのに それに水を差すように目立っていた 仲人テンショナーおじさんには もう少し目立たないように席替えをしてもらって より、一夫一婦らしい チェーンの取り回しのシルエットを構成しました。 これにて、ハニマル号のシングル化、完成。 雨、止まないかなあ…
by tachigoke400
| 2014-06-07 06:36
| 自転車
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